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当院で行う「日帰り可能な全身麻酔手術」とは?

当院で行う「日帰り可能な全身麻酔手術」とは?

●術中の苦痛(痛みや不安、恐怖感)を感じずに手術を受けることができる
●麻酔科医が術中の細かい体調変化を管理して急変に備えることができる

手術を行う医師にとっては、
●全身の状態の管理を麻酔科医に任せることで手術に集中できる
●苦痛によって手術を中止したり簡略化したりしないで済む

上記がメリットといえます。

全身麻酔で行う手術の特徴

患者さんにとって: 術中の苦痛(痛みや不安、恐怖感)を全く感じずに手術を受けることができる

手術を行う医師にとって: 麻酔科医が術中の細かい体調変化を管理して急変に備えることができる

全身の状態の管理、苦痛を取り除くことを麻酔科医に任せることで手術に集中でき、より確実な手術を遂行できる 全身麻酔による日帰り手術は欧米では多くの施設で行われていますが、日本では麻酔科医が不足しており、また全身麻酔が可能な手術室設備をつくることに大変手間がかかることなどから、 数少ない施設でしか行われていません。

しかし、ライフスタイルの多様化から、日帰り手術への要望は高くなっています。
私たちはいろいろな理由があって入院での鼻副鼻腔の手術を受けられず、鼻づまりや副鼻腔炎で悩まれている方が思い切って手術をうけられるような環境をつくるべく準備をすすめてまいりました。

鼻づまり・副鼻腔炎の手術のうち、副鼻腔炎、特に好酸球性副鼻腔炎や一度副鼻腔炎の手術をうけたことがあり再発してしまった場合などは、より高度な技術や器械を駆使した手術となるため、全身麻酔での手術をすすめています

 

では、全身麻酔とはどんなものなのでしょうか。

麻酔科医が説明する全身麻酔

当院で麻酔を担当する麻酔科医師が全身麻酔を飛行機のフライトに例えて以下に説明いたします。

まず離陸

点滴から麻酔薬が入っていき、患者さんは「少し腕がしみるな」と思っているうちに自然と眠くなります。飛行機ほどたくさんの計器はありませんが、心電図・血圧・心拍数・呼吸回数・体温・血液中の酸素濃度や、吸気・呼気中の酸素・二酸化炭素・吸入麻酔薬の濃度などの多くのモニターがあります。これら数字や波形で表示される情報の他に、皮膚の状態、心音、呼吸音、点滴の量や速さなどを常に観察します。そして十分に眠った状態で呼吸を安全に維持するための管を口から入れて安定させます。

水平飛行(手術開始)

麻酔開始直後の呼吸や血圧が不安定な時期を経過すると、患者さんの状態は落ち着いてきて安定します。飛行機で言うと水平飛行になっている状態です。落ち着いた状態になってきたことを確認してから手術を開始します。

手術中

患者さんの状態が一定の時でも、麻酔科医はあらゆるモニターの変化に注目しています。手術の経過や出血量、麻酔の深さや患者さんの変化など、刻一刻と変化する状態を見落とさずに注意深く観察しています。心拍の乱れや血圧の上昇など「乱気流」がおこる時もありますが、その時も十分な知識を持って適切な対処をして常に安全な状態を保ちます。手術中は手術室から離れず患者さんの側らについて医療行為を行っています。

着陸態勢

手術終了が近づくと着陸態勢に入ります。麻酔薬の量を手術終了した後すぐに目覚めるように調整していきます。

手術終了、着陸

気管に入って呼吸を管理している管を抜いて(着陸)、全身状態が落ち着いた時点(滑走路からターミナルに到着してベルトサインが消える)で麻酔終了です。

手術を行う医師が内視鏡を持って鼻の中の手術をしているとき、同時に患者さんの心臓の動き具合や呼吸の様子を観察することはなかなか大変です。 パイロットが操縦室にいながら客室のモニターをみたり乗客に応対したりするのと似ているかもしれません。 手術を行う医師が手術に全力を注ぎ、安全に手術を終えることができるまで、麻酔科医が患者さんの苦痛を無くして全身状態を見守る、タッグを組んだ手術、これが全身麻酔手術の特徴といえます。

全身麻酔の注意点

手術後の付き添いについて

手術後の付き添いについて

全身麻酔日帰り手術では付き添いの方によるお迎えが必要となりますが、おひとりでお住まいであったり、お迎えがいらっしゃることができない場合には、手術後、開放型病床制度連携病院である康生会武田病院での一泊入院をしていただくことで当院での全身麻酔手術が可能となります。
(鼻中隔弯曲症、重症アレルギー性鼻炎に対する局所麻酔での日帰り手術も行っています。鼻閉・副鼻腔炎手術相談外来にてご相談ください。)

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