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花粉症の季節の注射治療

2024.03.15

しばらく雨や寒い日が続いていましたが、天気が良くなり少し暖かくなってきたここ数日でスギ花粉の飛散がピーク期を迎えています。
花粉症による鼻みず、くしゃみ、鼻づまりには、まず抗ヒスタミン薬などの内服薬、そして鼻噴霧ステロイド薬が効果的です。
ただ、これらの治療を行っても鼻を一日10回以上かむ必要がある、くしゃみがとまらない、鼻がつまって夜寝られないという状況が続く状態に対して、オマリズマブ(ゾレア®)を皮下に注射する治療が2020年より認可され保険診療で使用できるようになっています。

ゾレアの注射は①12歳以上であること②内服薬と点鼻薬を使って1週間たっても症状がある方しか対象とはならないことという基準があります。また、採血をして、結果によってゾレアの注射ができるかどうか、注射の量などが決まってきます。注射は1本9000円程度(3割負担の保険診療)であり、1ヵ月あたり1~3本必要となる方が多いです。
受診すればその場で注射できるというものではなく、取り寄せが必要な薬剤ですが、注射までの必要な検査や日程など詳しくは受診時に担当医にお問合せください。
重症・最重症スギ花粉症に対する注射治療(ゾレアについて)

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