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日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会での発表

2023.05.25

2023年5月に行われた第124回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会学術講演会のシンポジウムに登壇する機会をいただき、久しぶりの福岡に行ってきました。
タイトルは「クリニックで活かすサブスペシャリティ~「嗅覚」を軸とした鼻科領域診療~」
私が現在勤務しているクリニックで実践しています、嗅覚診療、喘息との合併を意識した好酸球性副鼻腔炎の診療、全身麻酔で行う日帰り手術について紹介しました。
COVID-19流行後に注目されるようになった嗅覚障害をクリニックで診療するにあたってのメリットは、受診の敷居が低くなることによって多くの患者さんが早く受診して診断、治療を開始できることです。また、長期にわたってゆっくりと改善していくこともある疾患ですので、根気よく通院できる環境も大切です。
一方で、嗅覚検査を備えた医療機関は少なく、また、好酸球性副鼻腔炎などによる嗅覚障害は手術治療が必要になることもあります。そうなってきますとすべての治療が一か所でできるとは限らないのですが、そこをなんとかしたいと思い、嗅覚検査室を作り、日帰り全身麻酔手術ができる環境を整えてきました。
また、好酸球性副鼻腔炎の治療はOne Airway One Diseaseですから喘息の治療にも精通する必要があります。
嗅覚を取り戻したい、この一心が軸となり、診療のシステムをつくりあげ、その医療を受診しやすいクリニックレベルで提供していきたい、こういった思いをスライドに載せ、講演で話しました。
第一会場という一番大きな会場での発表でしたのでガチガチに緊張するかなと思いましたが、いい歳になってきたのでしょうか、逆にちょっと偉そうに話していたようで反省です。
会場の恩師が写真をたくさん撮ってくださったのですが、全部ふてぶてしい顔でした!

福岡の夜ではおいしいお魚をいただき、お酒もたくさん飲めて幸せでしたが、、翌朝始発で京都に帰って外来!ここはクリニックの診療をさぼってばかりはいられないので頑張りどころとなりました。

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